MBA in China

中国MBA留学のあれこれをシェアします

【中国MBA】対外経済貿易大学について

今回は、私が通っている対外経済貿易大学について書こうと思います。中国語名は对外经济贸易大学,略称で“贸大”とか“经贸大学”“UIBE”と呼びます。

学校の立地

北京の朝阳区にあり、CBDからも空港からも近く(どちらもタクシーで20−30分くらい)、かなり便利な場所にあると思います。北京大学清華大学は海淀区という場所にあり、その付近にIT企業が集結している中关村もあります。そこまでもタクシーで20分ほどなので、立地はかなりいいと思います。インターンする場合、面接するなどを考えると立地はCBDまたは中关村にアクセスがいいと便利かと思います。

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中国国内でのレベル

まず相対的に見ると中国国内での立ち位置はこんな感じです。

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※全体順位はこんな感じですが、どの大学も学部によってかなりレベルが異なるので、行きたい学部で確認が大切だと思います。

ちなみに私が専攻している工商管理(MBA)の順位はこちらです。総合順位と異なりすぎますよね。金融経済系メインの大学ということで、MBA含め金融経済系の学部は非常にレベルが高いです。(その他、語学専門、哲学専門、法学専門、国際関係専門などの学部があります。)

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入試倍率

ちなみに中国人学生の入試倍率はこんな感じです。金融とか国際貿易は特にレベルの高い専攻なので、倍率は尋常じゃないですね。MBAで3倍あります。留学生は特別枠なので、本当に楽して入学できてます。正直、留学生は自分も含めあまり優秀ではないと思いますが(留学生同士オンラインで課題を一緒に進める中で感じます。)、現地学生は本当に優秀な人ばかりです。

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学費(大学院)

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欧米のビジネススクールを比べると安すぎて、コスパいいですが、中国基準で考えるとめちゃくちゃ高く感じますよね。そして中国政府奨学金で240万円の学費がかからないというのは、本当にお得でしかない、感謝ですね。

対外経済貿易大学MBAの制度で一番いい点:外部メンター制度

弊大学MBAでは校内导师制・校外导师制という制度があります。校内导师制は単純に論文を指導してもらう教師です。学部内の教師を選び連絡をとり、教師側にも選んでもらわないといけません。留学生にとってはとっても不利です。教師によっては留学生を受け持つのを嫌がります。(多分仕事が増えるから?意思疎通が取りづらいから?)

私が一番いいと思うのは、校外导师制(簡単に言うと外部メンター制度)の方で、これは80名くらい学校が用意した先生方(民間企業に勤めている人)から一人選びます。それぞれの先生の経歴なども紹介されていて、〇〇会社のCEO,CFO、投資家、〇〇会社営業部長などなど、色んな経歴の人がいます。自分がメンターとして教わりたいと思う人に、自分で連絡を取り、正式に相手にも選んでもらう必要があります。第三学期の終わりまでに、その先生とその他同じ先生を選んだ生徒と4回以上アクティビティを行うことが卒業条件に組み込まれています。アクティビティの内容は、先生と生徒が話し合って決めます。レクチャーのような形で、先生がお題を決めて、講演する場合もあるし、企業訪問、その他のゲストを招いてディスカッションなど、内容は自由です。これが非常に刺激的で面白いです。実務経験がある人から近い距離で学べる機会って、職場以外になかなかないですよね。

私は、日本で起業経験のある人を選び、その先生から学べることはかなり多いです。日本での(中華系)人脈もあるので、紹介もたくさんしてくださり、この大学に入ってよかったと一番思うのは、今の時点では、この制度だと思います。ちなみに先生方は一切金銭を受け取っておらず、ボランティアでやっているそうです。若者からも学びがある、または教育も大切、と考えている人格者が多いです。しかも生徒からも点数をつけられ、点数が低すぎると校外导师制から外されることもあるようです。 

オンライン留学のため、まだ学校での生活を送れていないため、実際の生活に関しては、生活が送れてからいつか書きたいと思います。(いつになるのか。。。)